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神経を取る治療とは

歯髄の中に細菌が侵入したり、過度の刺激が伝わったりすると、

歯髄は炎症を起こします。歯髄炎といいます。

 

歯髄炎になると、軽度な場合は刺激に対して敏感になり、

重くなると、刺激がなくともズキズキ痛むようになります。

さらに進行すると、歯髄は壊死して何も感じなくなります。

ときには「ズキズキ期」を経ずに歯髄壊死を起こすこともあります。

 

軽い歯髄炎の場合は、歯髄への刺激を無くせば、治っていきます。

中くらい虫歯は詰め物をすれば収まります。

 

ところが歯髄炎の程度がある一線を越えると、元には戻らなくなります。

この状態を「不可逆性歯髄炎」といいます。

 

不可逆性歯髄炎と診断されると、歯髄そのものを取り除く処置を行います。

「歯髄」を「抜く」ので、「抜髄」といいます。

 

人体のほかの場所の炎症は、原因を取り除けば大抵治りますが、

歯髄の強い炎症はなぜ治らないのでしょうか?

 

歯は固い組織で囲まれているために、いったん強い炎症になると内圧が非常に高まり、その圧力がさらに炎症を強めるという相乗効果によると考えられています。

 

それではどのようにして、不可逆性歯髄炎の判断をしているのでしょうか?

 

1)肉眼的、あるいはX線写真上で明らかに歯髄のあるところ(歯髄腔)まで

  歯が失われている

2)何もしなくてもズキズキする痛みがあり、明らかに対象の歯が特定でき、

  原因となる状況がある(大きな虫歯など)

3)熱い食べ物飲み物で痛みを感じる

4)冷たい食べ物飲み物で長く後引く痛みを感じる

5)電気で調べてみたら明らかに歯に知覚がない(この場合は歯髄は壊死しています)

6)たとえば大きな虫歯を処置して金属を詰めたりした後などに、

  段々痛みが強くなってきた。または数ヶ月以上冷水による痛みがおさまらない。

 

ただ、注意しなければならないのは、

歯髄炎が原因でないのに歯の痛みを感じることもあるということです。

 

たとえば三叉神経痛という神経の病気は、動脈硬化などで血管が膨張して

歯の知覚をつかさどる三叉神経の根元を圧迫することによって、

顔面やときに歯の痛みを誘発します。
このような時は歯の治療をいくらしても痛みの原因ではないので、

痛みはおさまりません

噛みあわせの力が強くかかる奥歯などには

目に見えないくらいの亀裂が入ることがあります。

亀裂がごく浅い層に限られているのであれば、

よく起きることでもあり症状もありませんし、

治療として介入する必要はありません。

 

亀裂がある程度以上の深さに達すると、

固いものを噛んだりした時にピリピリと電気が走るような痛みが

起きることがあるようです。


ややこしいのは、ひびが浅いか深いかを客観的に測定する方法がないということです。
ですから先ほど痛みが起きることが「あるようです」と書いたのは

はっきりとそれが原因であったと事後的にも検証できないためです。

 

ですが、明らかに痛みを生じている歯が特定できて、

虫歯や知覚過敏症などのほかの原因がなく、

歯がとても磨り減っているなどの歯軋りをうかがわせる所見があったり

歯並びの状態が、その歯に強い力が集中するような状況だったりしたら、

消去法的に亀裂が原因と推定することもあるのです。

 

そのように推定される時には矯正用のバンドという器具をはめてみます。

これは歯に金属の鉢巻をするようなもので、

噛む力が加わった時に歯がひずむのを防ぐ働きをします。

これをつけたときにそれまでのような噛んだ時の痛みがなくなれば、

亀裂が原因で痛みが発生していたものの、

たがをはめるような形のかぶせ物で修復すれば、症状がなくなると考えられます。
バンドをつけても痛みがとれない時は、

亀裂から細菌が侵入して歯髄炎になってしまっていると考えて、抜髄となります

どのようにして神経を取るのか

歯の神経が生きている場合は、痛くないように麻酔をします。

歯髄の炎症が強く、何もしなくてもズキズキ痛んでいるようなときは

麻酔は効きにくいこともあります。

困ったことにそういうときこそ神経を取らないといけないのです。

 

歯髄腔の中に器具を入れるために歯に穴を開けます。

 

歯髄腔の中の歯髄組織はすぐに除去できます。

 

根(歯根)の中にある「根管」という細い管の中を

きれいに掃除することにほとんどの時間を費やします。

 

根管は0.1~0.4mmくらいの細い細い管になっています。

このままの太さだと細すぎて器具を入れたり、薬を内部に

行き渡らせたりすることができませんので、管の内壁を削って

管を太く漏斗状(入り口が広くて奥が狭い形)に

形成する必要があります。

 

根管はその時々で太さも違えば、曲がっていることもあり、

内壁も不規則にごつごつしてたりするのを、

針金みたいな細いやすり(ファイルといいます)を使って

少しずつ内壁を削っていきます。

 

ファイルには100ミクロンから1.2ミリくらいまでの太さのものが

50ミクロン刻みで(太いものは100ミクロン刻み)そろっており

これらを根管の形状に合わせて使いながら形成していきます。

 

根管は一つ一つとても違うので、割とやりやすいものもあれば

なかなか大変なものもあるのです。

 

そして、根管形成が出来て、内部の清掃、消毒が終わると、

根管に空洞を残さないようにゴムのような材料(ガッタパーチャ)で

埋めてしまいます。これを根管充填といいます。