ウメサオタダオ展

昨日の日曜日は東京の「科学未来館」で開催中の

 

「ウメサオタダオ展」

 

を観にいってきました。

 

梅棹忠夫先生は日本における文化人類学のパイオニアで

「文明の生態史観」「知的生産の技術」等で広く知られており、

国立民族学博物館の初代館長も務められました。

 

1960年代から、現在の情報化社会の本質をズバリ指摘しています。

そのこと自体も驚きですが、その発想が生態学や人類学(モンゴルで

遊牧民と家畜の研究をしたりしてたのです)をやっていた目で

現代を眺めることから出てきたということが、

とても面白いと思いました。

 

彼は人類の未来についての未完の著作も準備されており、

その内容の一部が本になったり、テレビで放映されてます。

3.11を経験した日本人がどう生きていくべきか、

彼の言葉に今一度耳を傾ける時がやってきたように思います。