僕の師匠(1) 竹内均先生

僕にはいっぱい「師匠が」います。

 

人生の節目節目に、決定的な影響を与え、今、ここに僕を導いてくれた人たちです。

 

そういう人たちの中には実際に会ったこともない本の著者や、一度講演を聞いただけの人もいます。

 

でも、僕がその人を尊敬し、その人の言葉に従おうと思うとき、その人のことを「師匠」と呼ぶことにしているのです。

 

なんか最近、「師匠」のことを思い出すんですよね。歯を削ったりしながら。

 

ということで、そのような僕の師匠に登場してもらうことにしました。

 

第1回目は竹内均先生です。

竹内先生は、もう何年も前にお亡くなりになりましたが

東大の地球物理学の教授で、雑誌ニュートンを創刊した編集長として有名な先生です。

 

その偉い先生が、岡山の田舎の高校に講演に来てくれたことがあったのです。

 

講演では、その超人的な能力(本を書くのは口述してカセットテープに録音したものを秘書に起こさせてたらしいですけど、録音がそのまま完成した文章になってたらしいですよ)や、ユニークなお人柄を披歴されて、とても飽きることがありませんでした。

 

そういえば、健康のために毎日縄跳びを5分間やってたらしいのですが、そのきっかけは大橋巨泉さんがテレビでゴルフをしながら、「こんなに歩いたって縄跳びにしたら5分くらいのもんだよな」とか言ったのを聴いて、「縄跳び5分ならできる」と思って20年以上続けたそうですよ。

 

マンガの「天才柳沢教授の生活」の柳沢教授のモデルらしいです。

 

竹内先生がその講演で教えてくださった一番大切なことは、「自己実現」というものです。

 

幸せな人生を送るためには、「自己実現」が大切であって、それは

1.自分の好きなことをやる

2.それで生活が成り立つ

3.そして人に認められる

ということだそうです。

 

今でこそ、自己啓発ブームとでもいうような風潮がありますが、25年前の田舎の高校生の僕にとってはそういうことを初めて教えてくれたのが竹内先生だったのです。

 

それから25年。いろいろ寄り道もしながら、ここでこんな風に歯科医院をやっているわけですが、とりあえず1番はクリアしつつあるかなと思います。仕事楽しいです。

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