植村直己 「青春を山に賭けて」

植村直己さんがマッキンリーで消息を絶って

今年の2月で30年だそうです。

早いものですね。

 

スタッフに聞いてみても、植村さんのことを知らないんですよ!

 

といいつつ、私も彼がどのような人物だったのか

知ってるようで、知らなかったことに思い至りまして

前回紹介した電子書籍リーダー”Kindle"で、

植村さんの青春記である「青春を山に賭けて」を

読んでいるところでございます。

 

大学を卒業してから無一文同然で日本を飛び出して、

アメリカのぶどう畑や、スイスのスキー場で働きながら

五大陸の最高峰に登頂する様が描かれてます。

 

山を登るということに対する、火のように燃える情熱が

ストレートに感じられて、元気が出る本です。

 

そして、実家の農業も継がずに世界を放浪していることで

自分はなんと親不孝をしているのだろうと悩むところなんかも

率直に語られていて、植村さんの息遣いのようなものも

感じられます。

 

植村さんは亡くなったとき43歳だったそうです。

もっと上かと思ってました。

自分がその歳を過ぎてしまったというのは

ナニゴトも成しえているとは言えない身として

なんとも複雑な気分です。