前歯をセラミックのかぶせ物(クラウンやブリッジ、またはインプラントの上部構造)で修復する場合、色と形がより自然で、患者さん本人が一番気に入るようにしたいと思っています。
そこで、我々は前歯のセラミックの修復の場合はほとんどの場合以下の手順を踏んで進めるようにしています。
来院してもらう回数は少し多めかもしれませんが、より確実に満足度の高いものが入れられていると自負しています。
1)支台歯形成をしたらプロビジョナル・レストレーションを製作します。この仮の歯はプラスチック製ですが、最終的な形態を想定しています。複雑な症例の場合は歯型をとって、技工士さんが最善と考える形態で製作します。
2)プロビジョナル・レストレーションを仮付けして、形態が不自然ではないか、機能的にできているかを次のアポイントまでに患者さん本人にチェックしてもらいます。その際、形に不自然な点や不満な点があればその場で修正します。
3)次のアポイントの時に仮歯の修正希望があれば修正し、本番のセラミックのための型どりをします。この時に、担当の技工士さんがカメラを持ってきて、本人の天然の歯と見比べながら歯の色の特徴を記録します。
ジルコニアで製作する場合は口腔内スキャナで口腔内をスキャンしてデジタルデータを取得し、シリコン印象と併用します。
4)セラミックの歯が完成してきたところで、口に入れてみて色と形をチェックします。このとき修正点があれば、技工士さんが次回までに修正して完成させます。修正点がなければその回に接着します。
5)完成品を接着します。
このように土台ができたあとで3~5回ほどかけて色と形がしっくりくるように仕上げていきます。
なお、臼歯部のクラウンやインレーなどではこの限りではありません。








