他の医院で根管治療を受けたが、痛みが取れないケースです。 レントゲンを撮ってみると、近心頬側根に長い破折ファイルが根尖孔外に突き出しているのが認められました。 近心頬側根管の中には短い破折ファイルのような不透過像も認められます。 口蓋根にも破折ファイルのような逸出物が認められます。
年末から痛くなって、病院の口腔外科で切開、点滴を受け、「抜歯しかないでしょう」と言われたという方です。 その後、痛くなったり引いたり腫れたりして次の病院では歯根端切除術を行うよていでしたが、それでいいのか不安になって当院に相談に来られました。 左上4番です。このレントゲンでは黄色い丸で囲んだ歯です。...
新型コロナによる緊急事態宣言の解除をうけまして、徐々に街に人が戻ってきつつあります。 当院でも先月から延期している治療やメンテナンスの再開を段階的に進めています。...
今日は逆根管治療が2ケースありました。 そのうち一つは右上第2小臼歯のケースです。 他院で以前に根管治療を受けて、セラミックの歯をかぶせていました。逆根管治療ならば、セラミックは外さずにできますし、治療回数も抜糸も含めて2回で済むのでそれを選択されました。...
いつのまにかブログを更新せず5か月もたってしまった・・・ さて、マイクロスコープを用いた精密根管治療に挑んでいる毎日ですが、今日は新たな器具を使ってみました。 その名も”XPエンドフィニッシャ”です。 この写真を見たらわかる通り、 曲がってます!! だからモーターで回転させると、こんな風になります。↓
今日は阪大のコンベンションセンターで開かれた、日本顕微鏡歯科学会の学術大会に行ってきました。 顕微鏡歯科学会は昨年入会し、学術大会も出席するのは初めてだったのですが、顕微鏡という共通項をもって歯内療法や歯周治療やインプラント外科などの分野が横断的に集まっているので、とても刺激になりました。...
根管治療のときには、当院では基本的にほぼすべての症例でラバーダムをします。 ラバーダムは昔は保険でも100円分くらいの点数があったらしいのですが、みんなが請求するもんだから、再診料に含まれるという建前になってしまって、やってもやらなくても別途料金はいただけなくなっております。...
今日は難しい樋状根の根管充填が2症例ありました。 樋状根というのは、複数の根管が癒合して、U字状の断面の根管になったものです。アジア人の第2大臼歯にはとてもよく見られます。 根管治療の器具は回転器具が多いですから、断面が円形からかけ離れた根管をきれいに掃除して詰め物をすることは、なかなか難しいものがあります。...
今日は毎年参加している歯内療法学会の認定講習会です。 歯内療法学会の専門医の資格を取るためには毎年一回の研修会を7年間受講する必要があり、今年で5年目です。 今回は「歯内療法の診査、診断」と、「歯内療法の治療計画、記録、予後観察」です。 4人の先生の講義を受けております。基礎的なことですが、自分の知識の整理になりました。
11月25,26日は東京医科歯科大学で、「マイクロエンド 実習会アドバンスコース」という研修に参加してきました。 これは半年ほど前に受講したコースの続編で、歯科用マイクロスコープを用いた歯内療法の実習を行うのですが、スタッフと一緒に学べるようになってます。 マイクロスコープの治療では...